【京都】亀井さん（農薬不使用）
旅行会社経営から、原種にこだわる有機野菜の専業農家に
桂川の源流がある京都市左京区広河原。最近まで携帯の電波も届かず、ようやく近年水道が通った牧歌的なこの町に亀井さんの畑があります。亀井さんは、もともと旅行会社を経営されておられましたが、趣味の家庭菜園の域を超えて、専業の農家へと転身されました。大量生産を目的とされた交配種ではなく、原種にこだわり野菜本来の味を追求されておられます。
農肥料は植物性の肥料を使用し、薬を一切使用せずに手間暇掛けて野菜作りに励まれておられます。安定して出荷できる体制ではないですが、野菜に対して真面目に取り組まれておられ、野菜に愛着が湧きます。夏場のお野菜がどれも面白く、原種のきゅうりやかぼちゃなど、普段スーパーなどでは見かけない野菜で盛りだくさんです。また最近は町ぐるみでのポップコーン栽培に熱を入れておられます。
京都市広河原には桂川の源流がある。
最近水道が通ったものの、生活の基本は川の水や井戸水。
亀井さんのポップコーン畑。
ポップコーンのタネ付け。カラスにバレないよう、慎重に行う。
ルバーブの苗
苗に水を与える亀井さん
合鴨農法用のアイガモの雛たち。田んぼまで連れて行こうとするが、脇道に逸れてなかなかたどり着けない。
雛たちを誘導する亀井さん。なかなか田んぼまでたどり着けません。
雛たちをエサで誘導してこの日はなんとか田んぼまでたどり着けた。
レッドコスレタス
度々シカが畑を荒らしにくるそうだ。
ルバーブの育ち具合を確認する亀井さん
ルバーブ
収穫時期：5月下旬頃～
日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパではポピュラーな野菜で茎を食します。 青リンゴよりも強い爽やかな酸味と杏子のような香りが特徴で、ビタミンCやカルシウムが豊富で食物繊維も多く、健康食品としても注目を集めています。砂糖との相性が良いので、ジャムやシャーベット、パイ、シロップ漬けなどにして食べます。
なかなか出回らない生のルバーブなので、お菓子作りが好きな方には特におすすめです♪
京の花街みょうが
収穫時期：10月上旬頃～
特有の香りとさわやかな辛さ、赤色が目を楽しませてくれる茗荷（みょうが）を京都の亀井さんから入荷しました。
京都大学や京都市と一緒に開発された、新京野菜です。
窒素とカリウムを多く含み、食物繊維も多いです。お蕎麦やなすの煮物の薬のほか、天ぷらや酢の物、味噌汁の具としてどうぞ。
ポップコーン
ポップコーンを作るように栽培された、とうもろこしを乾燥させたものです。一本で片手鍋に２回分程度できます。見た目以上に沢山できるので、数回に分けて作るといいと思います。粒を取っていただきコーンが軽く浸かるくらいサラダ油、塩を適量入れてフライパンの中火で２～３分炒めているとはじけだすので、あとはふたをして全てはじけきれば出来上がりです。
