【京都】勝田さん(農薬不使用)
農薬不使用の栽培では難しい人気のいちじくやブルーベリー
京都・久世郡に、勝田さんの畑があります。勝田さんは無農薬栽培では難しいいちじくやブルーベリーなどの果実をはじめ、冬カボチャや稲作などを育てています。最近はザクロやプルーンなどの栽培もはじめたそうです。
ブルーベリーは一粒4cmにもなる大粒のものから、一寸珍しいものまで数多くの品種を育てています。ブルーベリー栽培は水分調整が大切なので、自身で育てられている無農薬米のもみ殻を使ったり、地下には暗渠(あんきょ)水道を敷くなどして工夫されています。京都やおよしでも人気のいちじくは、小豆の搾りかすや魚粉、有機化合物のカリウムなどを使っています。除草剤なども用いず定期的に雑草を刈っているため、丁寧な仕事ぶりが伝わります。
素敵な声をお持ちの勝田さん、取材の事も忘れて思わず聞き入ってしまいます。休日は琵琶湖まで行き、ヨットを操縦するのが趣味なんだとか。
大玉種のノーザンザンハイブッシュの木
甘味の強いラビットアイの実。ブルーベリーは白→赤→青(黒)順番で色が変わる。
ラビットアイの実。甘みが強いのが特徴。
勝田さんの無農薬米のもみ殻を使用して水はけを良くしている。
いちじく畑。イチジクの収穫は見極めがとても難しく、収穫日が一日早いと甘みがのらず、一日遅いと虫の餌食になってしまう。
無農薬栽培は剪定作業が特に大切。切り口に薬を塗ることができないため綺麗に切る必要。写真は切り口から新しい芽が出ている木。
日本で最もポピュラーないちじく「桝井ドーフィン」。いちじくを日本に持ち込んだ創始者桝井光次郎の桝井農場の苗を使い育てている。
ロードスの実がなっている。
ギリシャのロードス島原産であることからその名が付いたロードス。しっとりとした甘みがある。
バナーネが実っている
ジャムのような舌触りで強い甘みのあるバナーネ。実り具合が良い物を試しに一つ収穫したが時期が1日早く中はねっとりしていない。
ヨーロッパ(仏など)で最もメジャーで勝田さんが育てる中でも最甘品種ヌアール・ド・カロン。小ぶりだがジャムで使える甘味。
最甘品種のヌアール・ド・カロンを収穫中の勝田さん
勝田さんのブルーベリー
収穫時期:7月下旬~
大粒で一粒一粒がとっても甘く、そのまま食べてもおいしいブルーベリーです。もちろんジャムにしたり、お菓子作りのトッピングにしてもおすすめ。農薬が使用されていないので、色々なお料理に安心してご利用いただけます
勝田さんのいちじく
収穫時期:8月下旬頃~